SOPHIE in BRUSSELS🇧🇪 ソフィぶら

ソフィのブリュッセルぶらぶら日記

薄切り肉を求めて in ブリュッセル

Bonjour!ソフィです。

今週末、夫の同僚が我が家に遊びにくる予定だったのですが、ご家族がコロナ陽性になってしまったらしく中止となりました。掃除しなきゃ!とかメニューどうしよう?とかいろいろ考えていたのですが、一気に気が抜けてしまいました笑。

ベルギーはすっかりコロナ前に戻ったかのような生活になっていますが、コロナウイルスはしっかり生きているのだなぁと実感。そういえば3月の規制緩和で廃止されたCST(Covid Safe Ticket)が6月末で完全に有効期限切れになるらしく、夏以降にまたパンデミックとなった時に備えて期限延長するかどうかが今日の会議で議論されるそうです。EUでは来年2023年の6月までの延長が既に決まっているけれど、ベルギーではCST反対派が多いんだとか。私個人的には、CSTを運用するかどうかはその時になったら議論するとしてとりあえず有効期限の延長だけはしておけばいいのに〜と思ってしまうのですが、そう簡単には考えられないものなのでしょうか。

 

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さて今日はお肉のお話。

海外に住む日本人が自炊をするときに必ずぶち当たる壁、いろいろあるとは思いますが筆頭に挙げられるのは薄切り肉をどうやって手に入れるかではないでしょうか。

日本国外に出るまで全然気にしたことがなかったのですが、和食って薄切り肉をたくさん使うんですね。肉じゃがも肉巻きもお好み焼きも豚汁も、野菜炒めや焼きそばだってこま肉という名の薄切りが好まれるし冬の定番鍋も薄切りがなんと役立つことか!

ドイツにいた頃は常設市場にアジア人御用達のお肉屋さんがあり、「牛と豚500gずつ!」と頼むとその場でシャッシャと薄切りにしてくれました。薄さの指定もできたので、用途によって薄めにしたり厚めにしたり、お値段も良心的で味も良く、とにかく使い勝手の良いお店でした。懐かしい……。

ところがブリュッセルに来てからは、どこで薄切りを手に入れたらいいのやら…いろいろと試しましたが最適解には未だ辿り着けていないような気がします。

とりあえず、私が辿ってきた薄切り遍歴をご紹介します。

 

 

La Passion du Gout by La Moutonnerie

ブリュッセルに来たばかりのころ、ネットで探して出てきた情報で一番多かったのがこちらのお店でした。日本人が多く住むStockelの駅からすぐの場所にあり、日本人向けに薄切り肉をスライスしてくれるとのこと。実際、お店のお兄さんがカタコト日本語で話しかけてくれたりして日本人にフレンドリーなお店であることは確かです。

ところが、1回目に行ったときはまぁ許容範囲かなくらいの薄さでスライスしてもらえたのですが、2回目&3回目は……家に帰って確認すると、薄いのもあれば極厚1センチの塊もあったりで、到底薄切りとしては使えない代物となってしまいました。私は冷凍保存しておきたいので一度に1kgほど買うため、そんなに薄切りやってられるかっという意志が途中から極厚になっていく肉からひしひしと感じられました。

私がもっと事細かに注文をつけられるようなフランス語力があればもう少しどうにかなるのかもしれませんが、そういうわけにもいかず……そもそもStockelが自宅から少し行きにくいこともあり、ここで買うことは断念しました。

 

Rob

次に試したのは高級スーパーRob。

番号札を取り、自分の番号が呼ばれたら注文するスタイルです。ここも日本人がよく来るのか、こちらから薄切りを頼む前に「シャブシャブ?」と聞いてくれました。そして1枚切ったら薄さの確認をさせてくれ、こちらがOKを出してから切り進めてくれるので安心です。お肉の包み方もとても丁寧で、店員のおじちゃんもフレンドリーで優しい!(英語が話せるかは人によるみたい。でもこちらのタドタドしいフランス語もにこやかに聞いてくれます!)そしてなにより、お肉の味がとっても良い!めちゃめちゃおいしかったです。

味もクオリティも店員さんも申し分なくさすが高級店!……なのですが、当然お値段も高級です。どのお肉を選ぶのかにもよりますが、たしか豚と牛を1kgずつ買ったら100ユーロ超えました……。というわけで、我が家の場合ふだん使いはできないという結論に至りました。でもほんと、味はここが一番良かった。

 

けんちゃん

そして最終的に辿りついたのが、日本食材店けんちゃんで冷凍薄切り肉を買うという方法です。(おそらく姉妹店のはるちゃんでも同じものが買えます。)

いつも薄切り肉を買ったら冷凍保存しているので、もとから冷凍されているのはむしろありがたいです。日本人向けなので当然薄さは申し分ありません。豚肉の場合は豚バラと豚しゃぶの2種類がありますが、豚バラのほうが少し安く、1kgで17ユーロほどです。バラの塊肉がそのままスライスされているためそのまま使うのにはちょっと長いので(長〜いベーコンみたいな感じ)、解凍してからハサミでチョキチョキ切って使っています。

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使い勝手が良いので不満はないですが、Robより格段に安いとはいえ日本の薄切りに比べたらまだ倍くらいのお値段。高級肉なので大事に大事に使っています。

 

その他

というわけで私は今のところけんちゃんに落ち着いているわけですが、これ以外の選択肢としては

  • アジア系(中華系)スーパーで冷凍のロール肉を買う
  • 街のお肉屋さんと仲良くなって薄切りをがんばってもらう

などがあると思います。

ドイツ在住の日本人の友だちは日本人の少ない町に住んでいるので、地元のお肉屋さんに通って仲良くなり、特別にお願いして切ってもらっているんだとか。でもそのお肉屋さんにとってもだいぶ異例のことなので準備と覚悟が必要らしく😂、買いたい日は事前に電話注文するらしいです。とはいえ薄切りの努力をしてくれるお肉屋さんは稀なので、時間をかける覚悟とコミュニケーション能力が必要。でもそれを乗り越えられればこれが一番経済的な方法だと思います。

 

たしかオーデルゲムにも薄切り対応のお肉屋さんがあると聞いた気がしますが、あまりオーデルゲムに縁がないため私は行ったことがありません。

もしこれを読んでいるかたでここがおすすめ!という場所があったらぜひ教えていただきたいです。

 

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