SOPHIE in BRUSSELS🇧🇪 ソフィぶら

ソフィのブリュッセルぶらぶら日記

エリザベス女王の弔問記帳へ

Bonjour!ソフィです。

先週水曜日、ドイツ時代から約12年間働いてきた会社での最後の仕事を終えました。

ベルギーに引っ越してきてからも細々と続けていたのですが、様々な条件とタイミングを考えて退職することになりました。

12年続けていると最後はやはり感慨深いものがあり、同僚に恵まれたことに対する嬉しさと会社を離れる寂しさで涙🥲

その日までは快晴だったのに翌木曜日からはガクンと気温が下がり雨が降り出したこともあって、ひとつの時代が私の中で終わったなと感じました。

ベルギーではこのまましばらく主婦生活。日本に帰ってから新しい仕事を始めるための充電期間と思って、いろいろな勉強をしてみたいと思っています。

 

  ✼••┈┈••✼••┈┈••✼ ••┈┈••✼

 

さて、その木曜日のことですが、ご存知のとおり英国エリザベス女王陛下が崩御されました。

お年を召していたとはいえ、つい数日前までは公務をなさっていたそうなのであまりに突然のことにとても驚きました。

私はイギリス国民でもないし特別縁があるわけでもないですが、7歳で行った初めての海外がイギリスだったので、私にとってはほんの少しだけ特別な国です。

なにより70年もの長きに渡り在位されたエリザベス女王に弔意を示したくて、英国大使館前などにお花を手向けられないかと調べてみました。するとお花に関する情報はなかったものの、弔問記帳をすべての人から受け付けるとの情報があったので、昨日火曜日にUK Residenceまで行ってきました。

 

 在ベルギー英国大使館のTweet↓

 

 

UK Residenceの場所はGoogleMap上には載っていませんが、Rue Ducale 17です。

この辺りは各国の政府関係機関が集まっているので警察が多かったりして少し物々しい雰囲気ですが、Rue Ducale 17の前にいる人にCondolence Bookに記帳したいですと言えばすぐに中に入れてくれます。

中に入ると警備やスタッフの人がたくさんいて圧倒されそうでしたが(おそらく私の前に要人が記帳に来ていたのだと思います。少し慌ただしい感じでした)、奥に進むとスーツを着た男性が「今日は来てくれてありがとうございます」と握手で出迎えてくれ、記帳部屋まで案内してくれました。

部屋に入ると王宮の一部のような華やかな調度がなされていました。部屋の中央のテーブルには正装をなさったエリザベス女王のお写真とずっしりと大きな記帳本が置かれていて、言い方が合っているかはわかりませんが、息を呑むほど素敵な空間でした。写真のエリザベス女王と目が合った瞬間、この部屋に入ることができただけでもとても光栄なことに思えて感極まってしまいました。

私の他に待っている人がいなかったため、記帳には5分ほど時間がかかりましたが急かされることはありませんでした。記帳が終わると先ほどの男性が出口までまた案内してくれます。

途中、外のテラスのような場所にたくさんの花が手向けられていました。私は今回は花を持ってきていいものかどうかわからなかったのでやめてしまいましたが、また花だけ持ってきてもいいか聞いてみたらもちろんですよとのこと。他にも、場が場なだけに神妙な雰囲気ではありましたがいろいろな話をしてくれました。

この男性は終始一緒にいてくれて、(もちろん私の監視のためなのはわかっていますが)まるでエスコートされているような紳士ぶりに英国をひしひしと感じました。

 

UK Residenceの中にいた時間は10分もなかったと思いますが、とても貴重な体験でしたし、なにより私のようなただの市民のエリザベス女王へのメッセージも受け入れてくれる英国の姿勢に感謝したいと思います。

弔問記帳は9月19日月曜日の女王の国葬の日まで受け付けているそうです。

 

今年は個人的に人の死について考えさせられることが多い年で、涙腺がかなり弱くなっている自分がいます。いつまでも続く命はないのだなと思い知らされます。

あぁ、6月のジュビリー行けばよかったなぁ。

f:id:sophie383:20220914185619j:image

10年ほど前に撮ったビッグベンとテムズ川。

 

にほんブログ村 海外生活ブログへにほんブログ村 海外生活ブログ ベルギー情報へ