光熱費爆上げ、パン屋さん倒産…
Bonjour！ソフィです。
ウクライナとロシアの戦争の影響でガソリン代や光熱費の値上がりが大きな問題になっていますが、ベルギーのとあるパン屋さんは光熱費の高騰でとうとう廃業に追い込まれてしまったそうです↓
今年の1月、ひと月の光熱費がそれまでより500ユーロ値上がりして1,860ユーロ（約26万円）になったためパン1個当たり20セント値上げしていたそうです。ところが今回、9月の光熱費がそれをはるかに上回る11,836ユーロ（約166万円！）になってしまったんだとか。この光熱費をカバーするためには食パン1ローフを16.8ユーロ（約2,360円）で売らなければならず（！）、それは現実的ではないため廃業に至ったそうです。（1ユーロ＝140円で計算）
記事の中でも説明されていますが、パンを売るには冷蔵庫、オーブンはもちろん、発酵させるための保温や、おそらく捏ねる作業も機械だろうし、それらを朝2時3時から始めるから照明代ももちろんかかるし、この先冬になって暖房費も……と考えると、営業を続ければ続けるほど赤字に追い込まれていくのかもしれません。
パン作り好きの端くれとしては、パン屋さんがこのような状況に追い込まれてしまうのは心が痛みます。
そしてもちろんこれはパン屋さんだけに限ったことではなく、一般家庭でも同じことです。
我が家は家具付き光熱費込みの家賃で契約しているので（今のところ）影響はないですが、光熱費を直接契約している家庭ではおそらく影響を免れないと思います。ほとんどの家では毎月の固定費を払っていて年末に1年分の精算があると思うので、精算分の請求書が来るのが怖いですね…。来年以降もこの状況が続いてしまうなんてことにならないよう願うばかりです。
✼••┈┈••✼••┈┈••✼ ••┈┈••✼
最近は1日の中で晴れたり雨が降ったり、忙しいお天気ですね。今年はベルギーにしては夏が長かったですが、もうすっかり冬の雰囲気。
去年ベルギーに来たときに夫の同僚が「ブリュッセルの冬はミゼラブルな天気だよ」と言っていたそうですが、まさにミゼラブルな季節の到来です。今から来年の春が待ち遠しい！
