ブリュッセルでDELF A2を受けました！〜当日編〜

Bonjour！ソフィです。

ふと過去のブログを読み返していたら、去年の今頃にはすでに春のガーデニング準備を開始していたことがわかりました。今年もそろそろ準備を始めたいところではありますが、最近はまた気温が下がり気味＆今後1週間は雨予報なので、なかなか腰を上げられずにいます。

とはいえ最近は今にも咲きそうなクロッカスや少しずつ咲き始めた桜も見かけるようになりました。日もだいぶ延びてきて、春はもうすぐそこ！街じゅうに緑が溢れる季節が待ち遠しいです。

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さて、前回DELF A2試験の準備について書いたので、今回は試験当日のことを書いてみたいと思います。

前回書いたとおり、私の場合口頭試験と筆記試験が同日に行われることになりました。お昼に口頭試験、3時間ほど待ってから夕方に筆記試験というスケジュールでした。

口頭試験

試験会場は語学学校の Alliance Francaise です。

受付でDELFを受けにきましたと伝えると、待合室への行き方を教えてくれます。（ここからすでにフランス語力を試されている気がする！）

時間になると名前を呼ばれて、面接前の準備室に移動します。そこで身分証の確認をしてから、いよいよ口頭試験のパート②モノローグ と③ロールプレイ のテーマを選ぶことになります。

部屋の隅にテーマが書かれた10枚ほどの小さな紙が裏返しになっているのでそこから2枚ずつ選び、その場で読んで自分がやりたいテーマを1つずつ選んで、選ばなかったほうは元に戻します。（私以外の受験者はサッと選んでさっさと自分の席に戻りましたが、私はそんなに早く読めなかったので少し焦りました😓）

自分のテーマを持って席に戻り、10分間の準備タイムスタートです。席に白紙が用意されているので自由にメモを取ることができ、試験もそのメモを見ながら受けられます。

ちなみに私のテーマですが、②はふだんのフランス語学習について、③は新しい習い事を始めたいので教室に質問しに行くというものでした。②についてはフランティアで2回も練習したテーマだったし、③はパート③としてはオーソドックスなテーマだったので、（付け焼き刃だったけど）本当に準備しておいて良かった！と思いました。

10分経過後は準備室まで面接官が迎えにきてくれて、一緒に面接室まで移動します。

面接官は2人。1人は私と話す係、もう1人は採点する係のようです。そしてこれはたまたまなのか、私の運がめちゃくちゃ良かったのか、それともAllianceの先生はみんなこうなのか？？わからないのですが、2人ともものっすごく優しいオーラ全開！✨ 面接室に入った瞬間から退室するまでずーっとにこやかに私の拙いフランス語を聞いてくれたおかげで、あまり緊張することなく、ほぼ滞りなく試験を終えることができました。こんなに優しい先生たちならAlliance通っちゃうかも！と思ったほど。（実際この面接官たちがAllianceにいつもいる先生なのかはわかりません。もしかしたらDELFから派遣されてきている可能性もあるかも。）

実際の試験ですが、パート①自己紹介 では2分間1人で話し続けるタイプと途中で面接官から質問がくるタイプの両方があると聞いていたのですが、私の場合は1人で話し続けるタイプでした。質問くるかな？と思ってちょっと待ってみたりしたのですが、結局最後まで1人で話し続け、時間になったからもういいよと言われて終了でした。

パート②モノローグについても同様で、話し終えて時間が余っていると質問がくることもあるらしいのですが、私は話し終えたら「OK〜十分だよ」と言われて終了でした。

またパート③ロールプレイでは自分がメモしていた質問が尽きてしまい、そろそろ締めちゃおうかなと思っていたら時間がまだまだ余っていたらしく、「他に質問は？」を2回ほど繰り返され、なんとかその場で質問を捻り出して乗り切りました。焦った〜。

というわけで一番心配だった口頭試験をお昼に終え、完全に燃え尽きた私。筆記試験までカフェで勉強しようと思っていたのですが全然身が入らず、ぼーっと3時間すごすことに😅

筆記試験

筆記試験もAllianceの受付で改めてDELFを受けに来た旨伝えます。待合室でしばらく待ってから試験会場に案内され、各机に名前が貼ってあるので自分の名前を探して席に着きます。A2の受験者は15人くらいだったと思います。また、試験前に全員に白紙が配られてメモ用紙として自由に使って良いと言われました。足りなくなったら試験官に頼めばもっともらえるそうです。

事前に送られて来た案内メールには

　◎筆記用具はボールペン（黒または青）

　◎スマートウォッチ（Apple Watchなど）は禁止

　◎軽食や飲み物は机の上に出しておいてOK

と書いてありました。

少しずつ補足すると、

◎筆記用具はボールペン（黒または青）

　→鉛筆は禁止です。メールでは言及されていませんでしたが、オイルタイプの修正液はOKと会場で案内がありました。（修正テープは禁止）　私はふだん修正液を使わないので持っておらず、修正したいところは二重線で消して書き直しました。フリクションボールペンがOKの会場もあるようですが、今回はそのような案内はなかった（禁止とも言われなかった）のでブリュッセルで許されるのかどうかは不明です。

◎スマートウォッチ（Apple Watchなど）は禁止

　→これが私には問題でした。携帯できる時計はApple Watchしか持っておらず、さらにきっとあるだろうと思っていた教室内の時計は部屋の後方で振り返らないと見えない位置だったため試験中の残り時間がわからない状態に…！一応試験官が残り30分、20分、10分とアナウンスをしてくれたので少しは救われましたが、やはり時計がないことで時間配分を自由にできなくなってしまったことは痛かったです。アナログ時計の大切さを思い知りました。

◎軽食や飲み物は机の上に出しておいてOK

　→軽食ってどこまでの軽食が許されるのでしょうか？？笑　私は軽食は用意しませんでしたが、喉が少しイガイガしていたので水筒にホットはちみつレモンを入れて持って行きました。

ところでDELFは2020年から新形式が導入されたようで、A2の試験での大きな変更点はリスニングおよび読解での記述式問題がすべてなくなり選択問題だけになる、とのことでした。それはありがたい！

ただこの変更は2020年以降2023年（今年）頃にかけて段階的に行われるらしく、それまでは新旧混在となっているそうです。

……とはいえベルギーはフランス語圏。フランスのお隣だし、DELF受験者もそれなりに多いだろうし、きっと早々に新形式に移行しているはず！と、ほぼほぼ新形式であることを疑っていなかった私。ところが…

蓋を開けてみてびっくり、なんと旧形式でした😂なんでー！

というわけで今年いっぱいくらいは旧形式の可能性が残っていると思います。ブリュッセルで受験されるみなさん、念のため覚悟をしておいた方が良いかもしれません😅

すべて解き終えたら、試験終了時間前でも各自退室してOKでした。

結果は（私の聞き間違いでなければ）4月21日の朝までにメールで送られてくるそうです。けっこう時間かかるな〜。

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とりあえず結果はどうあれ、今回試験を受けたことで集中的に勉強できたことは良かったと思います。特に試験対策でフランス語を意識的に聞こうとする耳が養われた感覚があり、バスの中やレストランで周りの人の会話をものすごく聞くようになりました。笑　

正直、口頭試験対策が（レベル不足すぎて）それなりのストレスだったので、次のB1を将来受けるかどうかは微妙です。が、それも含めて今回受験して良かったなと思っています。

あー、早く結果来ないかな！