SOPHIE in BRUSSELS🇧🇪 ソフィぶら

ソフィのブリュッセルぶらぶら日記

栗の季節ですね

Bonjour!ソフィです。

10月も下旬なのに、20度を超える日が続いてびっくりするほど暖かいブリュッセル。9月の終わりに家の暖房をつけ、もこもこ上着も出したのに、最近はすっかり出番を失っています。

 

さて、先日友人が「たくさん拾ったからおすそ分け〜」と栗を分けてくれました🌰
ヨーロッパは栗が多いのか、ドイツにいた頃も友人たちが栗拾いに行ったという話をよく聞きましたが、私はまだ未経験。思いがけず新鮮な栗をもらったのでとっても嬉しかったです✨

 

ヨーロッパの栗は和栗に比べて実が硬めで渋皮がしぶといと聞くので、どうやって食べるのがおすすめ?と友人に聞いてみたら渋皮煮にしてしまうのが一番食べやすいとのこと。

でもうちは今ちょうど渋皮煮に必要な重曹を切らせているので、仕方なくオーブンで焼き栗にしました。

1時間水につけておいた栗に包丁で切れ目を入れて、250℃のオーブンで15分。

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ほくほくに焼き上がりました。

ただ、やはり渋皮がかなり入り組んでいるので可食部分がだいぶ限られます💦たまーに上手に剥けるけど、だいぶもったいない食べ方になってしまいました。

できれば私も拾いに行って(でももうだいぶ少なくなっているらしい。栗拾い人口が多いらしい。)あらためて渋皮煮を作ってみたいなぁ。

 

ところで"マロン"と言えば栗だということはみなさんご存知だと思いますが、フランス語のマロン事情は少し複雑なようです。

フランス語で Marron と言うと、通常はマロニエ Marronnier の木の実のことを指すそうです。このマロニエの木の実、見た目は栗そっくりですが食べられません。間違って食べるととても渋く、さらには少しだけ毒性もあるらしいのです。

では食べられる栗はなんと言うのかというと、シャテーニュ Châtaigne と言い、こちらはシャテニエ Châtaignier の木の実なんだそうです。

ふたつの見分け方としては、まずシャテーニュの実はとんがり頭だけどマロニエの実は全体がコロンとしていること。そしてシャテーニュの実がいわゆるトゲトゲのイガの中に入っているのに対し、マロニエの実は緑色のボツボツした皮の中に入っていること(トゲはなし)。今まではこの緑色の中から飛び出している実を見て「変な栗だな〜」と思っていましたが、そもそも栗ではなかった!

そしてここからがややこしいところで、シャテーニュの実は火を通すとマロン Marron と呼ばれるようになるそうです。だから私たちが耳にするのは、マロンという言葉が多いらしいのです……。なんでそんなややこしいことにしたんでしょう😩

 

こちらはスーパーで買ってきた栗。

デカデカと Marrons と書いてあるけれど、その下に100% Châtaignes の文字。なんだかずるい!

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最近フランス語学習に行き詰まってる感があるのですが、こういうややこしさに直面すると「これだからフランス語は!」と思ってしまいます笑。

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