ヨーロッパで見かける e の謎
Bonjour!ソフィです。
先日、光熱費の高騰で倒産してしまったパン屋さんがあると書きました。
sophie-in-brussels.hatenablog.com
このとき、我が家は家賃が光熱費込みなので今のところ影響ないと書きましたが……その後オーナーから連絡があり、今後の家賃を月100ユーロ上げるとのこと😭
月100ということは、1年で1200ユーロ。なかなか大きな出費です。
光熱費だけに限らず、あらゆるところでインフレを感じる今日この頃。スーパーでの出費も1割くらいかさ増しされているような気がします。これからクリスマスやお正月が来くるのでちょっと良いものを食べたくなる季節ですが、お財布とよく相談しながら吟味していこうと思います。
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さて、みなさんこちらのマークを見かけたことはあるでしょうか。
1,5l の後ろにある、e 。
ベルギーに限らず、ヨーロッパ各地で見られるマークです。私もドイツにいた頃から何度も目にしていましたがその意味を考えたことはありませんでした。ところが少し前に夫が「この e ってなんだろうね?」と言うので、初めて気になって調べてみました。
結論から言うと、これは Estimated Signという名前でEU内でのみ使われているマークだそうです。
Wikipediaはなんだか小難しく書いてありますが、ざっくり要約すると
- 内容量の平均値(1つのパッケージ内ではなく、複数パッケージの平均)が記載量を下回らない
- 内容量が表示量を下回り、且つ法令で決められた”記載量を下回ってもいい量(許容量)”より多く下回る場合、複数パッケージ内でのその割合が少ない(=許容量より下回ってもいいけどそれが多すぎて平均値を崩すようなことはNG、ということだと思う)
- 許容量の2倍以上下回らない
という点をクリアした証として、e のマークが付けられているそうです。
てっきり記載量を保証しますよマークかと思いきや、記載量より少ないかもしれないけどルールは守ってますよのマークでした。
上の写真は水のボトルですが、例えばチョコレートクリームにも付いているし↓
食品だけに限らず、日用品にも付いています。これはメイク落とし↓
液体に限らず、ポテチやチョコレートにも付いています。
e の意味がわからなくても困ることはなかったけど、わかるととってもスッキリ✨
みなさんも是非探してみてください。家の中は意外と e で溢れていますよ笑。