ブリュッセルフラワーカーペット2022
Bonjour!ソフィです。
マリア昇天祭で祝日だった昨日までの4日間、ブリュッセルでは2年に1度の夏の祭典フラワーカーペットが行われていました。
2020年はコロナで中止となったため、今年は4年ぶりの開催。さらにフラワーカーペット50周年記念の年(初回は1971年で、隔年開催になったのが1986年。50年を迎えてから最初の開催という意味で今年が記念年になった模様)ということで、1971年当時と同じ『アラベスク』がテーマになったそうです。
初日 花を並べる作業
今年は開催されると知ってから、ずっと楽しみに待っていた私。
初日の8月12日は9時から13時までの4時間で花の敷き詰め作業が行われるというので、それを見学できるのもブリュッセルに住んでいる醍醐味かも!と思い意気揚々と出かけました。
私が到着したのは10時過ぎ。
全体の3分の1くらいがすでにできあがっていました。
オレンジや黒の専用Tシャツを着た人がたくさん!おそらくだけど、オレンジがボランティアさんで黒がスタッフさんかな??
それぞれの持ち場で作業するみなさん。たまに携帯でデザインの確認をしているようでした。
少しアップで。隙間なく埋めていきます。
脇にはお花がスタンバイ。なくなるとどんどん新しい段ボールが運ばれてきます。
会場の外には山盛りの花たちが!段ボールの中だけでなく、黄・オレンジ・緑の袋も全部花びらです。
よく見ると、まだ花がない場所には線で下書きが。D2、D4などは花の種類を表す記号みたいです。
準備風景を取材するメディアもたくさん!テレビカメラはもちろんのこと、ドローンも飛び回っていました。
ちなみにこの花を並べる作業をするボランティア、公募で抽選となるそうです。どおりでボランティアさんたち同士、フランス語オランダ語はもちろんのこと英語で話してる人も多かったわけです。(外から見学している人たちはなぜかドイツ語がものすごく多かった。ここはドイツか?ってくらいドイツ人ばっかりでした笑)
知っていたら私も応募してみたかった〜。
フラワーカーペット完成
準備段階は途中で切り上げて帰ったので、14日の日曜日に改めて完成形の見学に行ってきました。
その姿がこれ!
是非クリックして大きくして見てみてください。
市庁舎をバックにしたフラワーカーペット、見事でした。
今年は連日の晴天と猛暑で、初日と比べたらすこーーーしだけお花の色が変わっているようにも見えましたが、それでも十分な美しさでした。
(パノラマ撮影なので市庁舎がにゅい〜んと伸びてるのはご愛嬌。カーペットが曲がらないように撮るのに苦労しました笑)
さて、フラワーカーペットの見学は基本的に無料ですが、地上から見るとこんな感じで全体を見るのはちょっと難しいです。
そのため市庁舎のテラスに上って見学するのが定番ですが、公式ページでできる事前オンライン予約(7ユーロ)は争奪戦。(8月3日時点では、最終日分だけほんの少し空きがありました。8月10日に見たときにはすべて売り切れ。)当日券もあるらしいのですが、行列必至。
もちろんテラスは大混雑なので、あまりゆっくりはしていられなさそうです。
↓ちょっと遠いけれど、市庁舎の2階部分。人がびっしりです。
というわけで私たちが選んだのは、向かい側にあるブリュッセル市立博物館。
フラワーカーペットを知る人にとってはもはや有名かもしれませんが、こちらの博物館の2階テラスからもフラワーカーペットを見学することができます。
市庁舎に比べてこちらは人が少ない↓のでゆったりのんびり写真撮り放題で堪能できるし、なによりこちらからだとグランプラスのシンボルである市庁舎とフラワーカーペットを同時に見ることができて美しさ倍増。
お値段は博物館入館料10ユーロに加えて、テラス見学料2ユーロの計12ユーロ。
市庁舎からの見学と比べたら少しだけ高いですが、ゆったり見学&市庁舎とフラワーカーペットのコラボ&博物館見学が同時についてくるので、むしろこちらの方がお得かも!
……と、思っていたのですが、私たちが博物館に入ったのは11時ごろ。その後12時過ぎに外に出たら、入り口に行列ができ始めていました。時間帯によっては少し混むのかもしれません💦
今回私は昼間だけの見学でしたが、夜にはライトアップと音楽でさらに華やかになるようです。
ブリュッセル最大の祭典が終わり、これからは一気に秋に向けて季節が進むことでしょう。実際、最近はぐんぐんと日が短くなっているのを感じて寂しくなります。残された夏をめいっぱい楽しみたいと思います。