ベルギーでの家の探し方② 〜物件探しと見学〜
Bonjour!ソフィです。
前回に引き続き、ベルギーでの家の探し方についてお話ししていきます。
今回は実際に家を探す方法と、探すときの注意点についてです。
インターネットで物件を探す
ひと昔前だと、不動産屋さんに出向いて紹介してもらうか、新聞の空き部屋広告を見て電話をかけて……という方法が一般的だったかと思います。
不動産屋さんはマージンを取られそうだし、電話をかけてアポイントメントを取るなんてベルギーに来たばかりのフランス語もオランダ語もできない人にとっては高すぎる壁。その時代にベルギーに来ていたら、私は確実に路頭に迷っていた自信があります。
今はありがたいことにインターネットでの家探しが主流です。
いろいろな不動産サイトがありますが、ベルギーでの最大手はIMMOWEBです。
スマートフォン用アプリもあるので気軽に検索できます。
掲載情報はテンプレートになっているので比較検討しやすいですし、IMMOWEB内でメールのやり取りができるので楽ちんです。
掲載されている物件は、不動産会社が出している場合とオーナーさんが個人で出している場合の両方があります。
少し気になるのは、不動産会社が出している物件は問い合わせすると「もう他の人が借りちゃったよ〜」となる場合も多く、その後「あなたの希望条件に合いそうな物件が出たよ!」というDMがガンガン来るようになります。正直うざいです。
私たちは家具付き物件を探していたので、こちらのRentMoreも見ていました。
ただしここは高級アパートメントのみの取り扱いで物件数もさほど多くはありません。一度メールで問い合わせましたが、返事のないままでした。
(でもとても良かった!という声も聞くので興味があれば地道にコンタクトを取ってみてください。)
他にもブリュッセルには日本人が対応してくれる有名不動産斡旋会社もありますが、ここはおすすめしません。
当時詳しい物件情報が載っていなかったので希望予算とともに問い合わせをしたら、遥かに予算オーバーの物件を紹介されたので、ここは高級物件しかないのだなと思いお断りしました。するとそれまで丁寧だったメールの文面が一転、「理由はなんですか」とだけ送られてきてびっくり!
無視するわけにもいかないので理由を伝えたところ、今度は予算内物件が送られてきましたが家賃と通りの名前だけで写真等の詳細情報がなにもありません。なので写真はありますかと伺ったら、その後はなしのつぶてでした。最初に完全に予算オーバーなところしか紹介されなかったのも足元を見られているようで不快でしたし、お金をたくさん出す人には丁寧だけどそれ以外は客と思っていないことをあからさまに態度に出されて衝撃でした。
予約〜見学まで
気に入った物件が見つかったらメール(または電話)で見学の予約を取ります。
この時に簡単な自己紹介やどれくらいの期間住みたいかなどを伝えると好印象ですし、物件について気になる点があれば先に聞いておくのも良いと思います。たくさんの物件に応募するのであればテンプレートを作ってコピペでも良いかとは思いますが、物件探し競争に勝ち抜くにはオーナーさんにどれだけ気に入られるかが重要なので、できるだけ丁寧且つフレンドリーな文面を心がけると良いと思います。
予約が取れたら次は見学です。
見学の際は家の中を見るだけでなく、自分なりのチェックポイントを作っておくと安心です。
私の場合は
- 周辺地域の治安
路上や周辺のお店の雰囲気はどうか、落書きなどが多くないか
- 担当者とのコミュニケーション
家で問題が起きたときに頼ることになるので、まず英語ができるかどうか、こちらの質問にきちんと答えてくれるかどうか、やる気がある人かどうか(←当たり前!と思うかもしれないけれど、実際見学中にずっと携帯を見てる担当者もいました。家自体はとっても素敵だったけど…。)
- 水回り
水回りにカビが生えていたり、ヒビが入っていたり、異臭がしたりしないか。家の清潔度を見るには水回りが最適です。
- ゴミ捨て方法
ブリュッセルは通りおよび建物ごとにゴミ出し方法が異なります。ゴミ出しの日に家の前にゴミ袋を直接出すところも多く、個人的にはそれにかなり抵抗があります。今の家はアパートの地下に共同ゴミ捨て場があるので、いつでも好きなときにゴミ出しできて助かっています。
以上を優先的にチェックしていました。
実際何も考えずに見学に行くと表の部分だけ見て後からあれ見ておけば良かった!と後悔することになるので、ご自身がどこにこだわりたいのかを見学前に書き出しておくと安心です。
見学後、ここに住みたい!と思ったらできるだけ早く担当者に連絡しましょう。
良い物件は他の人も狙っています。自分がどれだけその物件を気に入ったか、ラブコール💕を送れるとベストです。
現在はコロナ禍のせいなのかあまり物件争奪戦といった感じではなさそうですが、今後は規制緩和に伴って引っ越しおよび新しく赴任して来る人も増えるかもしれないので、みなさんが良い物件を勝ち取れることを願っています。