ベルギーの花粉症事情
Bonjour!ソフィです。
東京ではそろそろスギ花粉がピークを終える頃でしょうか。
私は大人になってから徐々にスギ花粉症を発症し、この時期に日本に帰ると突然のくしゃみの応酬に辛い思いをすることになります。
ドイツでは花粉症は Heuschnupfen=干草鼻炎と呼ばれ、実際5月終わり頃からイネ科のカモガヤ花粉で花粉症を発症する人が多い印象でした。
ところがベルギーでは、今の時期にすでに花粉症を発症している人が多いようなのです。
(よくよく調べてみるとフランス語でもrhume des foins=干草風邪と言うらしいです。)
ヨーロッパではこの時期シラカバ花粉がピークを迎えるそうです。
ベルギーには他にもたくさんの花粉症があり、
2〜3月 ハシバミ(ヘーゼルナッツ)
3〜4月 シラカバ
5〜7月 カモガヤ、ライ麦
7〜8月 ブタクサ
と、この時期は怒涛の花粉症ラッシュ。
ちなみにこちら↓でブリュッセルの花粉飛散予報が見られます。
余談ですがこれらの花粉症は
シラカバ花粉症 → モモ、サクランボ、ナシ、キウイ、リンゴアレルギー
カモガヤ花粉症 → オレンジ、レモンアレルギー
ブタクサ花粉症 → メロン、スイカ、バナナアレルギー
といったように、果物アレルギーとも相関関係にあるようです。
自分の花粉症の原因がはっきりわからなくても、そういえばあの果物を食べると痒くなる……という心当たりがあれば、原因がわかるかもしれません。
✼••┈┈••✼••┈┈••✼ ••┈┈••✼
私は幸運にもスギ以外の花粉症はないようなので、ヨーロッパでは快適な春を迎えられます。
一方夫はもともと鼻炎持ちで、さらに3月に入ったあたりから花粉症のような症状も出てきたとのこと。(ハシバミかシラカバの可能性が高そう。そういえばモモアレルギーっぽそうだったから、シラカバ??)
日本にいた頃は市販の花粉症薬では効き目が無く、ザイザルという抗ヒスタミン剤を処方してもらっていたのですが、ベルギーに来て以来日本に帰っていないので手持ちがなくなってしまいました。
そこで見つけたのが、ザイザルの成分と同じこちらのレボセチリジン。
薬局でレボセチリジンが欲しいと伝えると、処方箋なしで購入できます。
(医薬品なのでザイザル=レボセチリジンを摂取したことがないかたは事前に医師・薬剤師にご相談ください)
これを夜寝る前に飲むと1日効くそうで、実際家のティッシュ消費量が格段に違います笑。
花粉症に悩んでいるかた、日本では大丈夫だったのにベルギーに来てから謎の鼻炎に困っているかたは試してみるといいかもしれません。
✼••┈┈••✼••┈┈••✼ ••┈┈••✼
ドイツにいた頃にハシバミ花粉やシラカバ花粉のことを聞かなかったのは、単に私の家の周りにハシバミやシラカバが少なかったからなのかな?
ブリュッセルでは夫の他にも、友人の日本人家族が全員花粉症で困っているという話も聞くので、花粉はたっぷり飛んでいそうです。スギやヒノキがないからといって油断はできませんね。
すっかり暖かくなってきて花盛りの季節。みなさんが快適に過ごせるよう願っています。