週末のおでかけ 3国が交わる場所へ！

Bonjour！ソフィです。

今週月曜日の3月7日からベルギー国内のマスク規制が大幅に緩和され、公共交通機関・病院・ケアホームを除きマスク着用義務がなくなりました。

そしてレストランや博物館に入るときに必要だったCST（Covid Safe Ticket）も提示義務が撤廃。イベントなどの入場人数制限もなしに。

つい1ヶ月ほど前までは感染大爆発！という感じでしたが、ここにきて一気に緩和されて正直びっくりしています。

実際、昨日スーパーにお買い物に出かけたら店員もお客さんも誰もマスクしてない……！

私の家のまわりは、9割の人がマスクなし・1割はマスクありといった感じです。

マスク義務撤廃＝コロナ消滅ではないし、なによりマスクはかなり防寒になるので、私はもうしばらくの間マスクのお世話になろうと思います😷

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さて、先週末は夫と車で少し遠出してきました。

電車生活だった頃は一度ブルージュに行った以外ブリュッセル市内から出たことがなかったのですが、車が手に入ったらそれだけでお出かけの幅がぐぐんと広がって感動してます笑。

ベルギー最高峰 Signal de Botrange

まず向かったのはベルギー東部にあるParc naturel Heutes Fagnes （オットファーニュ自然公園）の中にある、ベルギーで最も高い場所 Signal de Botrange （シニャルドボトランジュ）。

ベルギーで最も高い…と言っても、ベルギーに来てから山らしい山は見たことがありません。

それもそのはず、ベルギー最高峰はなんと694m！

車で簡単に行けてしまうし、なんなら駐車場もたっぷりあります。

日本で登山していると、そろそろ頂上かな？というあたりで森が一気に開けて、やったー頂上だー！ってなると思うのですが、ベルギーの場合、車でブーン→ん？ここかな？地図だとここっぽいね？って感じでした。（ニュアンス伝わるかな？とりあえずベルギーの最高峰は平らでした。）

駐車場横のレストランの後ろに階段が。

上に登ると、地面にうっすらALTITUDE 700.00と書いてありました。

海抜は694mだけど、この6mの階段が1923年に作られて階段の上は700mになったそうです。（来年100周年！）

700mからの景色はこんな感じ。

ブリュッセルはもうだいぶあたたかくなってきましたが、ここには雪が残っていました。

ここは自然公園内のハイキングコースの起点になっているようで、周りにいる人はみんなハイキング装備ばっちりな格好。

もう少し暖かくなってきたら、いつか私もハイキングに来てもいいかもしれません。

3国の国境 Les Trois Bornes

次に行ったのが今回の1番の目的地。

ベルギー、ドイツ、オランダの3国が交わる国境です。

私たちは車で行きましたが、自転車で来ている人がかなり多かった印象。

さすが自転車の国オランダ（の国境）！

3国の国旗とモニュメントがあります。常に記念撮影のために人がいる状態で、写真を撮るタイミングがめちゃめちゃ難しかった💦

3国点展望台

展望台があるので登ってみました。

階段かエレベーターを選べます。

上から公園内を見下ろすとこんな感じ。

左奥にあるのはオランダ内にある庭園迷路。右側がドイツ。

反対側は平らな田舎が広がっています。

左側がドイツ、森から右側がベルギー。

階段は下が見えるタイプ。苦手な人はキツいかも。

４国の入り口

休憩するために広場に入ろうとすると入り口が４つあり、それぞれの国が割り当てられていました。

こちらはベルギー口。Entree Belgique。

オランダ口。Nederlandse Ingang。

ドイツ口。Deutscher Eingang。

では、こちらは？

Aliro Amikejoと書いてあります。

そもそもそれぞれの1行目を読むと、『”４カ国”の国境へようこそ』と書いてあります。

現地ではどういうことだかわからずとりあえず写真だけ撮っておいたのですが、帰ってきてから調べてみたらびっくり！

その昔ナポレオンがワーテルローの戦いに敗れた19世紀初頭から第一次世界大戦が終わる20世紀初頭までの約100年間、ベルギー・オランダ・プロイセンに囲まれた土地にAmikejo（アミケホ、別名ニュートラルモレネ）という中立地があったそうです。ここは世界初で唯一のエスペラント理念に基づく州で、アミケホ住民は兵役もなかったんだとか。第一次世界大戦後に消滅したあとは、アミケホの土地はベルギーになったそうです。

ちなみにAliroはエスペラント語で”入り口”。アミケホの入り口、と書いてあったみたいです。

今は３国の国境だけど、アミケホへの敬意を表しているということでしょうか。消滅後100年経っても忘れられていないってすごいですね。

世界一低い国の国内一高い場所

さて、３国の国境のモニュメントとは別に、こんなモニュメントを発見しました。

逆光でものすごく見づらくなってしまった💦

手前の石を拡大すると文字が書いてあります。

Hoogste Punt van Nederland。

なんとここ、３国の国境でありながらオランダの最高峰でもあるみたいです。

さっきのベルギー最高峰694mでもなんて低いんだろうとびっくりしましたが、さすがオランダ、322.5mで圧倒的に低い！

実はこの公園内、３国と言いながらほとんどオランダ語しか見当たらなかったのですが、国境であり最高峰となるとここの観光に力を入れようというオランダの意気込みがわかる気がしました。

それにベルギーやドイツは他の国とも３国の国境地点がいくつかあるけれど、オランダはここだけですしね。がんばれオランダ！

オランダのアウトレットモール Designer Ourlet Roermond

以前から車があったら郊外のアウトレットに行ってみたいなぁと思っていたので、帰りがけにオランダのアウトレットに寄り道してきました。

Designer Outlet Roermond | Korting tot 70% | McArthurGlen

快晴の週末だったからか、ものすごい人出でした。

ここで私たちはあることに気が付きます。

誰も、マスクしてない…！

この2日後からベルギーもマスク義務がなくなるのですが、この日はベルギーはまだみんなマスクをしていました。

それが突然、誰もマスクをしていない空間に行ったのでびっくり！

お店の人に聞くと、オランダは一足早く2月末からマスク義務が撤廃されたのだとか。

まるで2年前にタイムスリップしたかのような光景に、懐かしさといささかの不安を感じました笑。

ここのアウトレットはちょうどベルギーとドイツに挟まれる場所に位置していて、来ているお客さんの言語はドイツ語5割、オランダ語3割、フランス語2割くらいだったように思います。

ふだんからドイツ人のお客さんが多いのかドイツ語の案内もいくつかあったし、店員さん同士もドイツ語で会話していたりしてここはドイツなのかと錯覚するほど。

各国の道路事情

最後に…

今回はベルギー、ドイツ、オランダそれぞれの幹線道路を走ったのですが、そこで気づいてしまったことが。

ベルギーの道路、ボロボロ……

今回使った道がたまたまそうだったのか、ベルギー全体がそうなのかはわかりませんが、そもそも道路の目が荒いのと、ひび割れを補修した跡が延々と続いているのとで車の乗り心地があまり良くありませんでした。車線より補修跡が目立っていて運転もしづらそう。

一方ドイツやオランダに入るとまっさらスムーズな道路が続いていて、お尻に優しい！

帰りにオランダからベルギーに入った瞬間、ザラザラ道路になってとても残念な気持ちになってしまいました。

ベルギーにお金がないのか、お金を使う場所が違うのか、物をできるだけ長く使う習慣があるのか……もし理由を知っているかたがいたら教えていただきたいです。